今帰仁城跡(なきじんぐすく、なきじんじょう)は、沖縄県国頭郡今帰仁村にある城跡です。琉球王朝以前にあった北山国王の居城で、13~14世紀ごろの遺跡です。別名北山城(ほくざんぐすく、ほくざんじょう)とも呼ばれています。標高は100mで、堅牢な城壁に囲まれた城は、やんばるの地を守る要衝でした。今帰仁城跡は石垣などの遺構の整備も進み、1972年には国の史跡に指定されています。また「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産として、2000年12月、首里城跡等とともに世界遺産に登録されています。
歴史
今帰仁城跡は、13~14世紀に作られた今帰仁城の城跡で、北山国の城主の居城でした。城内からは中国や東南アジアなどの陶磁器が多く出土しています。当時の沖縄は三つに分れて(三山鼎立時代)いましたが、北山は1416年に中山軍によって滅ぼされました。その後中山は琉球を統一し、今帰仁城には琉球王府から監守が派遣されていましたが、1665年には廃城となり、それ以降は祀りを行う場所となりました。1605年には薩摩藩による琉球侵略の第一の標的ともなっています。
見どころ
【今帰仁城跡】
今帰仁城跡は那覇から車で約1時間30分のところにあり、沖縄屈指の名城の城跡として知られています。琉球王朝以前にあった北山国を偲ぶ世界遺産の遺跡で、13~14世紀に造られた堅牢で優美な石垣が見どころです。遺跡を巡りながらの散策をおすすめします。
【今帰仁城跡ウエディング】
世界遺産の今帰仁城跡で、琉球スタイルのウエディングをすることができます。大切な人と一生思い出に残るウエディングになるでしょう。琉球スタイルの衣装で写真撮影だけでも可能ですのでおすすめです。