プノン・バケン寺院は、10世紀初頭ヤショヴァルマン1世により建てられました。王都をロリュオス川流域からシュムリアップ川流域に13km遷すのにあたり、その中心寺院として建てられたものです。この新都は王の名前をとってヤショダラプラと呼ばれて、プノン・バケン寺院は第1次アンコール王都の中心寺院となりました。寺院は5層になっていて、小塔と祠堂が並んでいます。最上層には5つの祠堂があり、須弥山の5つの頂を示すともいわれています。
プノン・バケン寺院は、360°の展望が望めることで人気のスポットになっています。市街地をはじめ、東にアンコールワット、西にシェムリアップ空港、西バライ、トンレサップ湖、遠方にアンコール三聖山のプノン・ボック、プノン・クロムまでもが遠望できます。特に夕日がきれいに見えることでも知られ、時間が近づくと賑わいも増します。この寺院は登れる人数制限もあり、時間を待つこともあるので注意が必要です。また、象に乗って登ることもできます。
4:50ホテル発、雨季のはじまりなので、少し心配でしたが、朝焼けが明るくなり、塔の間から朝陽が見えた時は感動しました。7:00にはホテルでシャワーを浴びるという短いツアーでしたが、帰国日の早朝の時間を有効的に使えました。